制服のお話
2012年 10月 12日
プロを目指して上京した私ですが、過去にも書いたように、挫折と絶望に打ちのめされながらの青春を送ったのでした。
工事現場の警備員のアルバイトで、四ッ谷駅近くの現場だったとき、深夜に工事が終わってしまったので、公園のベンチで電車の始発が動き出す時間まで、寝たんですが、その時に見上げた東京の空は一生忘れません。
支給された制服は、サイズが合わなくて、ピチピチで、ヘルメットも頭の上にチョコッと乗っかってるだけの状態。
当時の自分には、それが耐えられないくらい屈辱的でした。
プロのミュージシャンには程遠い、そんな現実に、ベンチに仰向けになって泣いていました。
そのときに思ったんです。「将来は絶対に制服を着なくてもいい仕事をするんだ」と。
結果、その夢は叶ったということですし、音楽だけでここまで来られている事を、あの頃の自分に教えてあげたいですね。
ステージ衣装で着るタキシードは、当時考えた制服とはまったく意味合いが違うものなんですね。
だからこそ、まだまだもっと頑張らないと!
おやすみなさい。