エレキベースのお話
2012年 10月 25日
タイトル: 解放(アプリ/スケッチで製作)
最近影響を受けているルオー風で描いてみました。
さてさて、久しぶりに楽器のお話を。
私は本職が「エレキベース奏者」なんですが(たぶん) ^^;
これまでには何本もの楽器を手にしてきました。
まだ試してみたことのない楽器もたくさんあるわけですが、エレキギターを弾く人達よりも、ベースを弾く人は、新しいものを受け入れてくれるらしいですね。
ギターは未だに「フェンダー」か「ギブソン」が主流ですからね。
個人的には、フェンダージャズベースは、これまでに2本所有しました。
そしてその後は、ヤマハBB5st. や6弦、アトランシアガーランド4弦、5弦、Dingwall 5弦この辺りはやはり今でも好きなメーカーであり、いつも気になる存在です。
逆に、好きな音なのに、使ってみて自分に合わなかった楽器は、ミュージックマンやART TEC なんかですかね。
これは一般的には素晴らしい楽器であることに間違いはありません。
感覚的なもので、理由は自分でもよくわかりません。
エレキベース界のロールスロイスとも言われる「フォデラ」は、もちろん、高すぎて買えない悔しさも含め、音が良すぎて、使いどころを選んでしまう気がします。(ほとんど負け惜しみですがw)
で、今とてもいいなと思えるのは、fuller tone というKEYのオリジナルブランド。
これは、基本はあえて乱暴な言い方をするなら、「価格の安い、程度の良いオールドフェンダー」です。
最近は結局、「パッシブ4弦でフェンダータイプ」に、ちょっと気持ちが戻ってきていますね。
たどり着いた感想としては、「ベースに広いレンジの音はあまり必要では無い」
ということです。 ちょっと何処かが抜けている方が、味があっていい感じ。
人間と同じですね。
本物のオールドフェンダーでいいものはバカみたいに高価ですから、興味がないです。
で、そういいながらも片方で欲しいのは、
悔しいけど「サドウスキー」ですね。
アクティブのものが主流ですし、今風の代表見たいな存在ですけど、人のを聴いても、自分が弾いてみても、やはり素晴らしいものしか出会っていません。
現在所有は、「t.m.p.」です。
自宅工房で長年の経験を元に一から作られるそれぞれの楽器は、シンプルに見えて、実に奥深いノウハウが凝縮されたものです。
知名度はあまりありません(ご自身も意図するところではあります)
が、私の出会ったビルダーでは、間違いなく最高峰だと思います。
しかしながら、色々な理由から、この先はなんと、バイオリン、ビオラ製作に移行するそうで、とても残念です。
何とかもう一本、4弦トリプルJを作って頂きたいと、それが今の願望であります。
まあ、一番大切なのは、「弾き手」ですけどね。
どんな楽器でも、その人の音がする。
それがまずあっての、先の話ではあります。
レッスン用に使っている1万円程度の楽器でも、ちゃあんといい音がしますから、楽器のスペックにこだわりすぎたり、高価なものだけを良しとする、コレクター志向の人にはならないで欲しいと思います。
まずは己を磨きましょう!! ( ´ ▽ ` )ノ と、自分にも言い聞かせつつ…
おやすみなさい。
by george-kainuma
| 2012-10-25 03:01
| 指絵日記
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